過払い金請求後に住宅ローンを組む際に押さえておきたいこと

過払い金請求後に住宅ローンを組む際に押さえておきたいこと

マイホームの購入は人生で一番大きな買い物と言われています。 それほどの買い物をキャッシュで払えるに越したことはありませんが、多くの人は金融機関で住宅ローンを組むことになるでしょう。

金融機関は多額のお金を貸すわけですから、必然的に住宅ローンの審査というのは厳しいものになります。 過払い金請求を考えていても、今後住宅ローンを組めるかどうかが心配で迷っている人がいるかもしれません。

今回は過払い金請求と住宅ローンをテーマにご紹介します。

過払い金請求の仕組みとは

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過払い金請求とは、金融機関などの貸金業者から受けた融資を返済する際に、本来返済すべき金額を超えて支払った分を戻してもらうことです。

貸金業者は利用者に融資をする際、出資法と利息制限法を守る必要があるため利息の上限が決まっています。 過払金が発生したのは、一部の業者がより高い利息を取っていたからです。 2007年まで出資法と利息制限法における利息の上限が異なっていたことが原因の一つとなっています。

過払い金が発生している可能性がある人は、2007年頃までに金融機関から融資を受けた人です。融資や返済の取引期間が長いほど、多くの過払い金が発生します。

過払い金請求をする際に注意すべき点は、返済完了してから10年以上経過していないかということです。 返済完了から10年が経過すると、請求ができなくなります。返済完了してから短期間で他の融資を受けている場合は、後の返済完了日が基準になるので注意が必要です。

過払い金請求をすると住宅ローンは組めない?

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ブラックリストとは

銀行や貸金業者が扱うブラックリストとは、借金の返済遅延や踏み倒しを行う悪質な債務者の個人情報が記載されているリストを指します。

借金を行う際の規約を守らず、貸し付けた側に損失をもたらすことからブラックリストは複数の業者が共有しているのが一般的です。そのため、一度も利用していない銀行や貸金業者がブラックリストの記載情報に基づき、現金の借り入れやローンの申請を拒否することがあります。

過払い金請求は正当な権利ですので、請求をしたからといってブラックリストに載ることはありません。 しかし、場合によっては過払金請求を行うことでブラックリストに載ってしまうことがあります。返済中に過払い金請求をして取り戻した過払い金で完済することができず、債務が残る場合はブラックリストに載ります。

一度ブラックリストに載ると5年間は記録を消すことができません。 ブラックリストに載ってしまうと、新たにローンを組んだり、クレジットカードを作ることができなくなってしまいますので注意が必要です。

過払い金請求をしても住宅ローン審査への影響はない

過払い金請求をするに当たって、「住宅ローンを組む予定があるから不安だ」と言う方も少なくありません。

結論から言うと、過払い金の請求をした後に住宅ローンは組めますし、審査への影響もありません。よく過払い金請求をするとブラックリストに登録されると思っている方もいますが、借金を完済した後の過払い金請求は、事故情報ではなく払いすぎたお金を取り戻す行為なので、信用情報機関に事故情報が登録されることはないのです。

ただ借金が残っている時に過払い金請求をすると債務扱いになるので、ブラックリストに載ることになり、住宅ローンの審査に通らない可能性が高くなります。 返済中の過払金請求時も過払金で完済できれば良いですが、債務が残れば事故情報として登録されるので気を付けましょう。

過払い金請求をしても今ある住宅ローンへの影響もない

住宅ローンの支払いをしている時に過払い金請求をすると、現在組んでいるローンに影響があるのではと心配する方も少なくありません。そもそも過払い金請求は、借金を完済していることを前提に行います。

債務整理とは違い賃貸業者が不当に得たお金を返還してもらうものなので、今組んでいる住宅ローンの契約条件を見直されたりローンの一括返済を求められるようなことはありません。

住宅ローンの審査が通り、返済もきちんと行っているなら全く問題はなく、ローンを契約している銀行などに過払い金請求をしたことを言う必要もありません。逆に過払い金請求をして払いすぎた利息が戻ってくるなら、住宅ローンの返済に充てることができるなどメリットが大きいです。

過払い金請求をして住宅ローンが組めなくなる理由

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ローンの審査は信用情報が重要になる

借金をしている人の中には、今後住宅ローンを組みたいと考えている人も意外といるものです。すでに借金をしている人でも住宅ローンを組めるかどうかは、その人の支払い能力やこれまでの実績に応じて決められるため、場合によっては借金のある状態で住宅を建てることも可能です。

例えば同じ金額の借り入れがあっても、収入が多い人ならば借金が完済できる可能性が高くなりますので、融資は受けやすいです。本人の資力に加え、重要になるのが信用情報です。 これは収入等に関係なく、これまで誠実な債務者であったかどうかを判断するためのデータであるといえます。

例えば、過去に債務整理や自己破産をした人、立て続けにあちこちから借金をした人などは、金銭管理をする能力が不十分と判断されかねません。

返済中に過払い金請求を行なった場合でも、実際に過払い金を受け取ってその取引を解約するまでの間は信用情報に傷がつく可能性があります。減額になるか過払いになるかはっきりしない段階での交渉や、弁護士、司法書士といった専門家からの受任通知の送付などがこれに該当します。

したがって、ローンを組むときにはいつ過払い金請求をするかがネックになります。

リ返済中の過払い金請求はブラックリストに登録されてしまう可能性がある

過払い金請求をした場合でも、信用情報に傷がつかないケースもあります。

信用情報に傷がついた状態をブラックリストと言いますが、契約を終えた後で過払い金請求をされた業者はこの登録ができません。そのため、手元にまとまった資金があるときには、借金を完済してから過払い金請求をすればブラックリストに登録されずに済みます。

住宅ローンなどの申し込みを検討している人で、現在借入残高がある業者に対して過払い金請求の予定があるときは、先に一括で返済を済ませてから請求するのがお勧めです。解約後の手続きであればブラックリストにも登録されませんし、借金がない状態に戻りますので、ローンの審査においても有利になります。

どうしても返済中に過払い請求がしたいという場合には、ローンに通ってから請求をするという方法もあります。 この場合、借金が残っているということは金融機関に知られてしまうものの、債務整理をしていない状態なので、借入残高や本人の資力次第ではローンに通る可能性があります。

住宅ローンを組む金融機関が、過払い金請求をした業者と関連会社だった場合は組めない可能性がある

仮に、過払い金請求を先にしてしまった場合でも、過払い金を取り戻して契約を解除すれば、ほとんどの金融機関で住宅ローンの審査に障害はなくなります。 しかし、契約を解除してもローン審査で引っかかるケースがあります。

それが、過去に債務整理や過払い金請求をしたことがある業者の関連会社に住宅ローンを申し込んだケースです。 ほとんどの業者は、自社で過去に債務整理や長期間の滞納などのブラックリストに登録されるような過去があった債務者については、半永久的に情報を保管しています。 そのため、ブラックリストの登録が消去されても、以前トラブルを起こした業者では新規の借り入れやローンは利用できません。

この情報は直接交渉のあった業者だけでなく、その関連会社にも共有されています。 近年は消費者金融が金融機関の資金力を活用してキャッシングサービスなどを提供していることも多くなり、知らずにその金融機関にローンの申し込みをした結果、断られている可能性があります。

ただ、過払い金請求の場合は本人の支払い能力には問題がなかったため、情報として残されていても融資が受けられたという事例もあります。 条件的に、関連会社にも申し込んでみたいという時は挑戦してみるのもよいでしょう。

過払い金請求をしてから住宅ローンも組みたい場合

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基本は完済してから過払い金請求をすること

過払い金請求を行った後に住宅ローンを組もうと考えている場合は、まずは借金を完済してから過払い金請求をすることをおすすめします。

住宅ローンが組めなくなったりするのは信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)が登録されていることが関係しています。このブラックリストの種類はいろいろありますが、過払い金請求を行う場合に注意しなければならないのは、債務が残る際は過払い金請求という扱いではなく、債務整理という扱いとなります。

債務整理の扱いになると、ブラックリストに登録される要因となります。 過払い金請求は不当に払いすぎた利息分を取り戻すための請求であり、正当な権利であるためブラックリストには登録されないようにする方針が出されました。

しかし、これはあくまで「過払い金の返還」が発生する場合でのみです。 引き直し計算により余分に支払った利息分が存在したとしても、その分を差し引いてもまだ債務が残るのであれば、それは「債務整理」となります。

引き直し計算を行った結果、過払い金の返還が発生するかどうかは厳密なシミュレーションを行えばわかるかもしれませんが、借金を完済してから過払い金請求を行う方が無難であることは間違いありません。

返済中に過払い金請求をする場合は過払い金で完済できればローンが組める

確実に信用情報機関にブラックリストとして載らないようにするためには、借金を完済してから過払い金請求を行うことがベストであります。

返済中の場合は、残りの債務を過払い金で無くすことができるケースであれば、ブラックリストには載らないので問題ありません。返済中にどうしても住宅ローンを組む必要がある場合については、過払金と残っている債務の金額を比較して最終的に過払い金で完済することができるか、引き直し計算を行い確認しましょう。

ただし、ここで注意が必要なのは、過払い金請求を予定している貸金業者が保証会社となっている別の借金の案件があったり、クレジットカードのショッピング枠に残高があったりした場合は、発生した過払い金がその返済に充当されてしまいます。

その結果、事前に計算した通りとならず、債務が残ってしまう場合もあります。 ですので、このことに注意して過払い金で完済できるかどうか、見極めるようにしましょう。

住宅ローンを組んでから過払い金請求を行う

上記で記載しましたとおり信用情報機関のブラックリストに載ることなく住宅ローンを組むためには、借金を全て返済してから過払い金請求を行うか、自身に関係するありとあらゆる取引を整理した上で引き直し計算を行い、債務が無くなることを確認の上、進めるという2つの方法があります。

しかし、ここで最後にもう一つ選択肢があるのでご紹介しますが、それは住宅ローンを組んでから過払い金請求を行うという方法です。 返済中に行う場合は債務が残るとブラックリストに載ってしまうため、その後5年間は住宅ローンが組めない状況になってしまいます。

であれば、先に住宅ローンを組んでしまえばその心配はありません。それでブラックリストに登録されることはありません。 ただ、住宅ローンを組む過程で残債があるとローンが組めないという審査結果になることもありえます。 どんな場合でも使える方法ではありません。

しかし、返済中でもローンを組めることはあるので、トライしてみる価値はあります。もしダメだったら、その時になってはじめて過払い金請求を検討すればよいということです。 ですから、過払金請求と住宅ローンどちらも行いたい場合は、先に住宅ローンの審査を受けてみるのも1つの手になります。

まとめ

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一般的に過払い金請求をしても、住宅ローンの審査や今ある住宅ローンへの影響は出ない場合が多いです。

しかし、返済中の過払い金を請求した時はブラックリストにのる場合があるので注意が必要です。 また、過払い金請求をした業者と住宅ローンを組む金融機関が関連会社だった場合も、ローンを組むことを断られるケースがあります。

過払い金請求をした後も住宅ローンを組みたいと考えている人は、完済してから過払い金請求をすることをおすすめします。 完済が難しくても、過払い金で完済することができればローンを組める可能性も出てくるでしょう。 その他には、まず住宅ローンを組んでから過払い金請求をおこなうという方法もあります。

どの方法が自分にとって適しているのか、きちんと見極めることが大切だといえるでしょう。

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